光触媒・エンゼルクリーン

光触媒は多数ありますが、分解能力の低いものが多いのも事実です。その最も大きな原因は、水や溶剤に溶けない二酸化チタンを塗料にした時に、二酸化チタンの結晶型を変えてしまうからです。

当社の空気洗浄機で使用している光触媒(エンゼルクリーン)は結晶型を変えずに塗料にすることに成功しました。その性能試験データを一部ご紹介します。(データ提供:ネクステックス)

消臭効果について

ホルムアルデヒド濃度630ppmの中に、光触媒を塗布したガラス片を入れ、紫外線を照射した状態で時間経過に伴うホルムアルデヒド濃度を測定し、比較したものです。

630ppmのホルムアルデヒドを30分~45分で分解してしまいます。

(独立行政法人北海道食品加工研究センター、独立行政法人北海道工業試験場でのデータによる)

膜表面にホルムアルデヒドが吸着して、対象となるガスの濃度が下がる場合があります。この場合には光触媒の分解作用によって発生する二酸化炭素測定しない限り、吸着と分解の区別が付きません。

吸着か分解かは、分解作用に伴って発生するCO2を図ることで区別できます。これを示したのが上のグラフです

エンゼルクリーンの分解作用により、酸化分解反応により生じる二酸化炭素(CO2)が、大気中に元々存在する濃度から上昇していきます。これは、光触媒が対象ガスを二酸化炭素と水に分解したことの証明になります。(独立行政法人北海道食品加工センターとの共同研究データによる)

室内の壁と天井に、光触媒(エンゼルクリーン)を塗布して、タバコを数箱分消費し、そこに残留したホルムアルデヒドとアンモニアを測定したものです。実際にはホルムアルデヒドの濃度が20ppmになったりアンモニアの濃度が60ppmになることは、通常の使用ではあり得ません

計測の結果、30分の実験でホルムアルデヒドもアンモニアも、濃度がゼロにまで低下しました。エンゼルクリーンの分解能力の高さを示す一つのデータです。

JIS K 0804の規定による測定)

殺菌効果について

エンゼルクリーン(当社採用)による大腸菌の殺菌能力を確認したのが、右のグラフです

78万個の大腸菌が2時間から3時間で全て殺菌されていることが分かります。

独立行政法人北海道食品加工研究センターによる)

大腸菌の生菌数の減衰を、エンゼルクリーン(当社採用)と一般的な院内感染防止塗料で比較したのが上のグラフです。

一般的な院内感染防止塗料と比較して、強力に殺菌能力を保有していることが確認できます。

独立行政法人北海道食品加工研究センターによる)

スギ花粉への効果

天井と壁にエンゼルクリーン(スーパー)を塗布した部屋で人工的に室内にスギ花粉を蒔き、それが床に落ちる量から室内のスギ花粉の量を測定したものです

1時間ごとに床の上の花粉を風で空中に巻き上げ、落ちてくるスギ花粉の量を顕微鏡で数えたものです。最初10cm2当たり720個あったスギ花粉が時間と共に減少、3時間経つと測定できなくなりました。

この様スギ花粉も分解するので花粉症対策にも有効です。